CASE STUDY

事例紹介

株式会社ヨダファーム

「農家に代々伝わる”トマト煮詰め”を商品化」オンライン個別指導を機に新商品を開発

● Profile/出展者情報

株式会社ヨダファーム

トマト一筋半世紀農家「ヨダファーム」は、家族4人で年間約50トンの「桃太郎トマト」を生産するトマト農家。規格外トマトの活用や、農業の現状をSNSやクラウドファンディングを通じて情報発信するなど、高品質なトマトづくりの技術を次世代へ継承しようと奮闘中。

● Issue/課題

スーパーマーケット向けの販路開拓やギフト提案が十分ではないと感じている。これから自社加工場の建設を予定(指導当時)しており、稼働率を高めるためにも販路開拓が必要。また、これまでOEM生産が中心だったため、自社での加工ノウハウが不足していた。

株式会社ヨダファーム

● Solution/解決策

講師との協議の結果、ヨダファームに代々伝わる「トマト煮詰め」(完熟トマトを煮詰めたもの)をヒントに、新商品の開発が決定した。トマト煮詰めは、調味料を使わずにトマト本来の美味しさを引き出すシンプルな製法であり、規格外トマトの有効活用も目的の一つとしている。

【指導内容】
●セールスポイントの洗い出し
ヒアリングを行い、まずはトマト自体のセールスポイントを整理。

①品種は「桃太郎」一筋60年
②真っ赤になるまで「樹上完熟」
③安全の証拠「マルハナバチ栽培」

●ネーミング
長い商品名がトレンドであることから、ストレートに商品を説明する商品名に決定。

商品名:「農家の伝統製法 コトコト煮詰めた そのまんま完熟トマト」

●パッケージデザイン
費用を抑えるため既存のデザインをベースに、「樹上完熟」など訴求点を記載。

●価格設計
実際にバイヤーに意見をもらいながら、商品に対する相場を考慮して価格を設定。価格帯により利用シーン(デイリーかプレゼント等)や在庫回転率も変わる。

●商談先の紹介(営業代行)
遠方で動きにくい事業者に代わり事務局がバイヤーへのコンタクトを代行。バイヤーの紹介等を行った。

株式会社ヨダファーム

● Outcome/効果

商品名:「農家の伝統製法 コトコト煮詰めた そのまんま完熟トマト」
商品説明:
わが農家に代々伝わる「トマト煮詰め=トマトを煮詰めたもの」は、サラダやパスタなどあらゆる料理に使われてきました。一切調味料を使わず、真っ赤に樹上完熟したトマトを煮詰めるだけ。これまでに、ケチャップ、ジュース、カレーと様々なトマトの加工品を開発してきましたが、これが究極にシンプルで一番“美味しい”!とおすすめできるものを商品化しました。

株式会社ヨダファーム
株式会社ヨダファーム